業種別の悩み・加湿対策

風邪やインフルエンザ、乾燥対策などで注目が高まっている加湿器ですが、加湿や湿度についての正しい知識の普及が求められています。

実際に行われた湿度環境の実態調査について紹介します。

業種によって加湿の目的や使い方はさまざまですが、業種別の悩みや加湿対策のポイントについていくつか例をあげてみます。

冬季における事務所の湿度環境の実態

調査機関 独立行政法人 労働者健康福祉機構 広島産業保健推進センター
調査方法 50人以上500人未満の事業場を対象にアンケート調査。
さまざまな業種で2470件の事業場に配布し、972件の回答を得て、一部は実地調査も行われた。
目的 事務所の温湿度環境の実態についての確認、スタッフの認識についての調査。
調査結果
実態
ビル管法による基準相対湿度(40~70%)に適合している事業所は、わずか7%強。 不適合な事業所が81%強、一部不適合な事業所が11%強、多くの事業所が低湿度状態であった。
主要原因
加湿設備が導入されていない。
加湿設備は導入されているが、機能が不足している。
見解
「冬季に暖房を使用すれば、必ず加湿が必要」という加湿についての基本的な知識の普及。換気と湿度の関係についての知識の普及。
参考文献
独立行政法人 労働者健康福祉機構 広島産業保健推進センター:H22年度調査報告書[PDF:9.9MB][PDF]

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業種別の悩み・加湿対策のポイント

オフィス・店舗

  • 広いスペースだと湿度が上がりにくいので、換気設備がある場合は換気量の調整をしよう。
  • 美観の考慮でたくさんの加湿器が導入できない場合は、加湿能力の高いタイプや天井に埋め込むタイプの加湿器を選ぼう。
  • 温度の設定が高いと湿度は低くなるので、設定温度を調整しよう。

医療・福祉施設

  • 断続的に臭いが発生する環境では、換気量が多くとられていて湿度があがりにくいので、換気が何回転とられているかしっかり確認しよう。
  • 抵抗力の弱いお年寄りや子供が多い施設なので、雑菌の飛散などを防ぐためにも衛生的な加湿器を選ぼう。
  • 人の出入りが多く、待合室や共用部とオープンな空間が多いので、加湿能力は高めのものが良い。

学校・教育施設

  • 小さな子供が触ってしまうと火傷などの危険性があるので、安全なタイプを選ぼう。
  • 休み時間ごとにドアや窓が開放されたりするので、短時間で加湿できるものを選ぼう。
  • 抵抗力の弱い子供の多い施設なので、衛生面の考慮もしよう。

工場施設

  • 機械の熱を排出するために換気量をたくさん取っているところも多く、広いスペースの加湿が必要なので、必要加湿量に見合うものを選ぼう。
  • チリやホコリが多い環境ではフィルターの目詰まりも起こしやすいので、頻繁な清掃や交換が必要。
  • 水道水を使用しての加湿は白粉(ミネラル成分など)の付着の原因にもなるので、水の前処理は行いましょう。それが困難な場合は、水の前処理が不要なタイプの加湿器を選ぼう。

暖房を使用する冬場は適正湿度を保つために、加湿器の使用が必要です。また、感染対策として考える場合、風邪などのウイルスを活性化させない環境作りとあわせて、マスクの着用や手洗いをしっかりと行い、ウイルスを体内にいれないことがウイルス対策として効果的です。

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